J-anon’s blog

衰退する日本と世界の闇を考察します

イタリアとバチカンを支配しているフリーメーソンP2ロッジと、マフィア「コーサ・ノストラ」の幹部でありながらイタリア首相だったジュリオ・アンドレオッティ

私はこれまで30年以上に亘ってその存在が議論されてきたフリーメーソンユダヤの陰謀といった類の論評については、ネッシーなどのUMA情報と同様、出版業界におけるオカルト、神秘主義マニア向けに提供されてきた商業目的の娯楽の一種であると考えて来た。

しかし、まさに諜報機関やマフィアなどの犯罪的性質を持つ秘密結社を離脱したインサイダーたちによる内部暴露と呼べるドキュメンタリーを読めば読むほど、これらは確実に存在していると確信するに至った。

まず、上記に上げた諜報機関やマフィアなどの犯罪秘密結社を離脱したインサイダーたちがこれら組織の内部情報の暴露を、実名を以て書籍化し出版する動機の殆ど全てが金儲けの為でなく、自らの正体を世間に晒すことにより自身の暗殺を回避する目的であること、また内部情報のリークにより犯罪的性向を持つ秘密結社の実態を世間に晒すことが、匿名に守られていた暗殺者たちの防御壁を破壊する攻撃という一面を持っていることを理解した。

真実の情報公開、暴露は破壊的な力を持つと同時に、情報発信者の生命を守る手段にもなりえる。この原則は1980年代からイタリアを恐怖に陥れた第二次マフィア戦争において顕著に表れている。この残虐なマフィア戦争は国連加盟国間での組織犯罪ネットワークの情報共有やその資産凍結、犯罪者の各国間の身柄引き渡しについて定めたパレルモ条約の発足のきっかけとなった大事件だった。

後にこの事件の全貌を暴くこととなるマフィアの転向者トンマーゾ・ブシェッタは、イタリア本土に散らばる各マフィアファミリーの連合委員会「コミッション」の設立に関わった旧体制の代表的なマフィアのボスである。

これはアメリカのコーサ・ノストラの最高評議会、コミッションの9人の代表(執行部)のラッキー・ルチアーノやジョセフ・ボナーノによりイタリア本土の代表的なマフィアのボスたちに提案されたものだったが、協議の結果、その設立を委託された一人がブシェッタだった。

しかしブシェッタ自身はマフィアの閉鎖的な社会を内心嫌っており、1980年代になると南米で牧場を経営するなどマフィアから遠ざかった生活を送るようになっていた。しかしこの間、イタリアでは山間部のコルレオーネ村を本拠地とする、サルバトーレ・リーナを中心としたコルレオーネマフィアが勢力を広げ、コミッション自体を乗っ取ってしまった。

イタリアマフィアの世界では、ファミリー間で抗争が起こった時、非戦闘員である妻子や家族を殺してはならない、拷問などに巻き込んではならないという掟があったが、これを破ったのが「山出し」と呼ばれていた残虐なコルレオーネマフィアだった。

リーナは敵対勢力の家族を拷問し、殺し、敵対者の居場所を突き止めて殺害するなど、当時イタリアを震撼させたテロリズムにより敵対する旧体制のボスたちを片っ端から抹殺していった。追い詰められた旧体制のボスたちはリーナに対抗できる最後の勢力としてブラジルにいたブシェッタを訪ねて来たが、これがブシェッタの命運を狂わせた。

リーナはイタリアにいたブシェッタの2人の息子を拉致し、ブシェッタは息子たちが二度と帰らないことを悟った。時を同じくして彼はブラジル当局に麻薬密売の容疑で身柄を拘束され、イタリアに強制送還されることとなったが、その間、自分のファミリーの代表である盟友のピッポ・カロが裏切り、自分の兄とさらにもう2人のブシェッタの息子を殺害したことを知ると、彼はストリキニーネを飲んで自殺を図った。

イタリアに行き復讐の為にリーナを探すことは罠であることはわかっていたし、自分が死ねばリーナはもうこれ以上ブシェッタの名を持つ血縁者を殺さないだろうと思ったからだった。しかし、ブシェッタの自殺は失敗した。

彼は回復した後、すでにイタリアで社会問題となっていたマフィアのテロリズムに対し立ち上がった、反マフィア活動の中心者であった裁判官、ジョバンニ・ファルコーネと出会う。用心深く官憲を信用しないブシェッタだったが、しだいにファルコーネ判事の寡黙で芯の強い人柄を信頼するようになり、やがてブシェッタはファルコーネ判事の協力者となることを決意した。

1984年に檻の中に入れられたマフィアのボスや幹部たちを相手にマフィア大裁判が行われたのはこのファルコーネとブシェッタの間で交わされた膨大な調書によるものだ。

しかしこの間、諸悪の根源であったコルレオーネマフィアのドン、サルバトーレ・リーナは依然逃亡を続けていた。裁判の間もファルコーネとブシェッタの聴取は続いていたが、ブシェッタはファルコーネにこう言っている。「もし本気でコーサ・ノストラを壊滅させたいのなら、一緒に活動しているもう一つの組織にもメスを入れなければ無理だ。これは非常に困難なことかも知れないが」。ファルコーネ判事が「その組織とは何か?」と尋ねると、ブシェッタは答えた。「フリーメーソンP2ロッジだ」。

私は正直驚いた。このP2フリーメーソンとはリチオ・ジェッリという男によって1877年に創設されたフリーメーソンのイタリア支部であり、第二次世界大戦後、1700年代以来、フリーメーソンを反キリスト教結社、悪魔のシナゴーグと言って17回の破門宣告を出して対立していたローマカトリック教会の中枢、バチカンの中に入り込み、バチカン内部でフリーメーソンに改宗した枢機卿たちを排除しようとしたヨハネ・パウロ1世を暗殺し、ヨハネ・パウロ2世暗殺未遂事件などを通して事実上バチカンを乗っ取ったと言われる悪名高い組織だ。

P2フリーメーソンの名を一躍有名にしたのは、バチカンの金庫番であるポール・マルチンクス枢機卿たちが管理するバチカン銀行を破綻させた金融スキャンダルと、その頭取でありマフィアの麻薬絡みの金をバチカン銀行においてマネーロンダリングしていたロベルト・カルビ、ミケーレ・シンドーナの暗殺や、1980年のボローニャ駅爆破テロの首謀者としてジェッリに指名手配がかかり、彼が国外逃亡した際に、意図的に残したとされる二重底のスーツケースの下から出て来たフリーメーソンP2ロッジのメンバーリストである。

何とそこには、イタリア国王の皇太子、ヴィットーリオ・エマヌエーレ・サヴォイオ、後にイタリア首相となるメディア王ベルルスコーニ、30人のイタリア軍指令官、38人の国会議員、他現役閣僚、シークレットサービス、軍の諜報機関の大物ら932人の、正にイタリア国家を運営している支配層の面々が名を連ねていたからだ。これではP2は国家内国家ではないか?この大疑獄を受け、フリーメーソンはP2ロッジを破門にしたという。しかしこれは大ウソであって、証拠にこのフリーメーソンP2とイタリア「コーサ・ノストラ」が結託した犯罪を取りまとめていた一人の男がいる。

その男の名は後にブシェッタによって明かされるが、この時点では彼はまだファルコ―ネ以外にはその存在を明かしていない。イタリア暗黒社会のインサイダー中のインサイダーであるトンマーゾ・ブシェッタはケネディ兄弟のように果敢にマフィア、P2フリーメーソンという戦う判事ジョバンニ・ファルコーネに最後の命運を賭けていたと言ってもよい。しかし、ファルコーネは光の騎士のご定番に預かり、高速道路で車に仕掛けられた爆弾によって暗殺された。

さらに、彼の後を継いだパオロ・ボルセリーニも同じく自動車爆弾で暗殺された。

その主犯とされたサルバトーレ・リーナはそれから1年近く行方をくらましたが、捕まったのはローマ市内だった。何と彼は掟破りの司直殺しをやっておきながらローマ市内を自由に闊歩していたのだ。

失意のままアメリカに亡命したブシェッタは、イタリア人ジャーナリストの力を借りて、マフィア大裁判の行方を決定づける一冊の本を出版する。

その本の名は「さらばコーザ・ノストラ」。

この暴露本がマフィア大裁判の行方を左右し、パレルモ条約の締結に大きく寄与したと私は確信している。何故なら、彼はイタリア政界を激震させる事実をここで書いており、この本はイタリアでもアメリカでもベストセラーになった。

そこに書かれていたことは、イタリア中を暗殺テロで震撼させたマフィアの大ボスサルバトーレ・リーナが逃亡中に自分を檻に入れようとしていたファルコーネ判事を爆殺し、後任のボルセリーノ判事をも爆殺し、ローマ市内を自由に闊歩できたのは、彼の背後にいて彼を保護していたのがイタリアの最大与党キリスト教民主党の党首であり、イタリア首相を務めていた「ジュリオ・アンドレオッティ」だったからだ、という驚愕の事実だった。

そして、イタリア本土のマフィアの大ボスだったトンマーゾ・ブシェッタは「さらばコーザ・ノストラ」において断言している。

「もうこの名前を挙げてもいいだろう。ジュリオ・アンドレオッティはコーサ・ノストラのメンバーなら誰でも知っているように、イタリア首相になる遥か以前からマフィアの入会儀式を受けた“名誉の人”(マフィアの幹部)であり、構成員からは敬意をこめてジュリオ叔父さんと呼ばれていた。リーナがファルコーネ判事を自動車爆弾で暗殺できたのも、官憲の中にいてコーサ・ノストラと協力体制にあったフリーメーソンP2のメンバーとマフィアの双方を取りまとめていたジュリオ・アンドレオッティの庇護があったからだ」。

さらに、ブシェッタは「アンドレオッティはリーナと会う際に互いの頬にキスをする挨拶を交わしている所をメンバーに何度も目撃されている。これはコーサ・ノストラの内部では互いが構成員であることを示すサインであり、一般市民との挨拶ではこのような挨拶の儀礼は使用されない」とはっきり言っている。

つまりイタリアを震撼させたP2フリーメーソンのテロやバチカン乗っ取り、マフィアによる民間人にも及んだテロリズムの黒幕は首相のアンドレオッティだ、と暴露したのだ。

1993年にアンドレオッティが起訴されたのはトンマーゾ・ブシェッタがジョバンニ・ファルコーネ判事に提供した内部告発による膨大な調書によるものだ。

しかしアンドレオッティは時効を盾にとって何とか起訴を免れただけでなく、子飼いの議員らを使い、「首相経験者はその功績により過去の犯罪疑惑における起訴を免責される」という非常に都合の良い法律を作って終身上院議員として議会にとどまったまま2014年に死亡した。

結局、大幅に勢力を弱めたのはコーサ・ノストラだけだったが、イタリアの暗黒社会はコーサ・ノストラの補助組織に過ぎなかったカモッラ、ンドランゲータが取って代わっただけで、パレルモ条約という国際的犯罪組織のネットワークの連帯を規制する制度だけが残った。

私はイタリアのコーサ・ノストラ、フリーメーソンP2ロッジを束ねるアンドレオッティという男はおそらくP2の上部組織、イルミナティのメンバーと考えた。さらに、G7の首相をやるような立場からして、イルミナティの最高権力者層である300人委員会のメンバーなのではないか?とも考えた。

そして、300人委員会の元メンバーで、勇気を持って脱退したロナルド・ベルナルド氏(彼はイルミナティの入会儀式には幼児の生贄殺人が行われていることを暴露し、300人委員会の最新名簿を公開した)は後にフロリダで変死したが、彼の公開した300人委員会名簿、おそらくアンドレオッティが死亡する2014年前のものだろうが、これはユーチューブで公開されている。

このリストは何しろ300人分ある為、ローマ字綴りのまま結構なスピードで流され、主だったメンバーには日本語訳が振り当てられている。ロスチャイルド一族、ロックフェラー一族、ブッシュ、クリントン、米メディア王ルパード・マードックなどには日本語のフリガナが振ってあるからわかるが、他はローマ字の名が列記してあって誰が誰かよくわからない。

私は途中途中で動画にストップをかけながら一人ひとり名前をチェックしていった。

エリザベス女王チャールズ皇太子、オランダのベアトリクス王女、この辺はフリガナが書いてあるが、後はローマ字表記の名前が苗字を先に列記してあって、素性がわからない。

しかし、やはりあった!

そこにはローマ字綴りではっきりと「アンドレオッティ,ジュリオ」の名が記されていた!

これがディープステートの恐ろしさだ。

彼らは国家と国境を破壊するためにメンバーを国家元首や要人として政府の中枢に送り込む。

非白人国家では代理人を使う。日本で言えば竹中平蔵財務省主流派、麻生らがそれにあたる。

ベンジャミン・フルフォード氏は最近飛躍した情報を使うことが多いが、まず小泉・竹中時代に日本国の体制が国民共栄型から政官財ヤクザによる利益独占型・弱者切り捨ての社会システムに変わったことを見抜いた先人である。

彼は、日本国がもはや自衛隊によるクーデターが必要な領域に達していることを述べている。

これには私も同感だ。

さらに氏は、300人委員会ビルダーバーグ会議、CFR(ロックフェラー一族が支配するアメリ外交問題評議会)、三極委員会の名簿に名前がある人間を全て殺せば人類の9割が救われると言っているが、正に彼らは世界人口を環境の為に9割削減しようとしている連中だ。

そして、その中心にいるのは中央銀行を支配するユダヤ人金融資本家である。

大義ある殺戮行為は成敗、誅殺、革命であり、それらを行った者たちは歴史の中では英雄と呼ばれている(ロシア革命ユダヤ人地下政府によるロシア乗っ取りであるためこの範疇には入らないが)。

災害の為に国民を救済してきた自衛隊、そして心ある志士たちは、このことをよく理解して頂きたい。

あなたたちが最後の希望だ。

 

※以下参考

 

 j-anon.hatenablog.com

 

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